第二回中国国際消費品博覧会が2022年7月26-30日海口にて開催されることになっている。58ヶ国や地域からのブランドの参加が確認されている。
中国国際消費品博覧会（以下は消博会と略称）は商務部と海南省人民政府の共催事業であり、『海南自由貿易港建設全体案』及び国務院『政府活動報告』に盛り込まれた国家級四大展示会の一つ、全国初となる消費逸品が主題の国家級展示会とアジア太平洋地域における最大規模の消費逸品フェアともされている。
習近平総書記は中国国際消費品博覧会の開催が世界に消費逸品の展示と取引のためのプラットフォームを提供し、世界各国が中国市場とチャンスを共有することに繋がるだけでなく、世界経済の回復と成長、中国が世界に優れた商品をより多く提供することにもなると指摘している。
100年ぶりの世界変局と世紀の新型コロナ禍が重なっている中、消博会は消費ニーズの刺激と経済発展に対する信頼を高めるためのよい契機を作ることが期待されている。
今回の消博会は「開放のチャンスの共有、美しい生活の共創」を主題としており、消費の「逸品」と「新品」が目玉となる。展示総面積は1回目大会の8万平方メートルから10万平方メートルに拡大し、展示場は100％のグリーン組み立てとなる。フランスが今回の消博会の主賓国となっている。
国際展示エリアの参加企業数は740社、ブランド数は1322件に上り、58ヶ国と地域に及ぶ。今大会の展示規模を前回より拡大するトップブランドは多く、フランスのロレアル、Richemont、ザ・スウォッチ・グループなどが挙げられる。また、前回のトップブランド以外にも、一部のセグメント業界の世界トップブランドも参入しており、例えば、香水・化粧品業界の米国エスティローダー、日本のコーセー、バッグ業界の米国TUMI、サプリメント業界の日本の大塚、オーストライアのニュートリションケア、フィッシング業界の日本ダイワ、ジュエリー業界の香港TSL、家具分野のスウェーデンHästens、テーマパーク分野の日本Hello Kitty等がある。
国内展示エリアに関しては、全国31の省や自治区、直轄市が参加する予定となっており、国内の逸品と老舗を取り立てて展示されることとなる。今大会では、国産逸品展示エリアが新設され、五粮液, 片仔癀、アイフライテック、BLOOMAGE BIOTECH、国瓷永豊源などの国内著名ブランドが登場する。
バイヤーの招聘と運営に関しては、今回の消博会はプロのバイヤーに焦点を当て、免税品経営企業や越境EC企業、ハイレベルの小売大手、及び富裕層の来場と取引を重点的に促す。
今回の消博会は消費に焦点を当てたハイレベル交流プラットフォームとなる世界消費フォーラムを構築し、中身が豊富で、多種多様な関連イベントを開催することにしており、グローバル消費イノベーション及び免税と観光小売大会、持続可能な消費ハイエンドフォーラムなどが挙げられる。また、シリーズとなる新品発表会も予定されており、中には新品初登場ライブ、ファッションショー、全国各省・自治区・直轄市の逸品広報活動が入っている。
